いつまでも美しい髪でいたいという方は多いと思います。
今回は、株式会社PLAS Wamの代表取締役で敏感肌用のスキンケアの開発に携わりながら、美容師でもある嶋田純子さんにヘアケアについてお話を伺いました。
いろいろな髪形は、楽しめるうちに楽しむべし!
まず、美容師としての個人的な意見として言わせて頂くと「若いうちにやってみたい髪型はしておいた方がいい!」ということです。
例えばブリーチをするようなハイトーンなヘアカラー、クリクリしたきつめのパーマなど…
大人になってからでは、仕事など生活環境によってはなかなかチャレンジしづらいヘアースタイルもあります。
後々後悔しないよう、許される環境のうちに冒険しておいた方がいいと私は思います。
サロンにてお客様との会話の中で
「ずっとしてみたかった髪型があるんだけど、もう今はできないし・・・。」
なんて後悔している方の話をよく聞きます。
『若い時にカラーやパーマをしているとハゲる』なんてことを聞いたことがある方もいると思いますが、心配する必要はありません。
ただ、市販のカラー剤でセルフカラーを続けると、塗布の仕方放置時間などの影響や薬剤が合わないことなどにより、頭皮にダメージを与えてしまうことがあるので、美容室で担当の美容師に相談しながらすることをおすすめします。
極論ですが、髪の傷みは切っていけばいつかダメージした部分はなくなります。
だだ、頭皮を弱らせてしまうと将来の髪質にまで影響してしまうことがあるので、頭皮ケアはしっかりとしていきながら好きなヘアスタイルを楽しんでください。
ヘアケアの基本は毎日のシャンプー
毎日使うシャンプー剤選びは頭皮ケアにとってすごく重要となってきます。
シャンプーは髪を洗うよりは頭皮を洗うことの方が重要です。
髪の汚れは予洗い(シャンプーをする前にお湯のみで洗うこと)で約8割程度は落とせてしまいます。
その後、お湯では落としきれない頭皮の汚れや皮脂を落とすためにはシャンプー剤を使用してしっかり洗うことが頭皮環境を整えるのに重要です。
髪質が人それぞれなのはお分かりかと思いますが、頭皮も乾燥しやすい肌質や皮脂が出やすい肌質と人それぞれなんです。
ドラッグストアなどで数えきれないほど種類が並んでいるシャンプーの中から、自分の頭皮に合ったシャンプーを選ぶのはとても難しいことです。
そのため、担当の美容師に相談することをおすすめします。
続いて、「正しいシャンプーの方法」をご紹介します。
髪を洗う前には必ずブラッシングをして髪のもつれを取りましょう。
そして先ほどお伝えしたようにしっかりと予洗いを。
ブラッシングと予洗いによって髪についている汚れや油分、花粉やほこり、スタイリング剤をしっかり落とすことによってシャンプーしたときにの絡みやもつれを減らすことができます。
もつれや絡みがあるままだとシャンプー時に髪を引っ張ってしまうことになり、頭皮に負担をかけてしまいます。
シャンプー前の下地準備はしっかりしましょう。
ブラッシングと予洗いで髪の汚れはほとんど落ちているので、シャンプーで洗うときには「頭皮」を中心に指の腹を使って洗いましょう。
爪を立てたり、ゴシゴシと強くこすったりすると頭皮の負担になってしまいます。
『指の腹で優しくしっかり』を心がけましょう。
すすぎも重要です。
頭皮に残ったシャンプー剤は頭皮トラブルの原因になることがあるので、頭皮にシャンプー剤が残らないようにしっかりていねいにすすぎましょう。
そして、シャンプーしたあとは、なるべくはやくドライヤーを使って乾かしましょう。
頭皮が濡れたまま放っておくと、雑菌が繁殖して頭皮トラブルの原因になることもありますからね。
若いうちは好きなヘアースタイルを楽しみながら、
しっかりヘアケアをすることを習慣化して、未来に向けて健やかな頭皮を保ち続けてください。
[執筆者]
嶋田純子
Wam:hair & total beautyにてオーナースタイリストを務める。
[プロフィール]
株式会社PLAS Wam 代表取締役。
美容師になってからの重度の手荒れと、幼少期からの重度のアトピー性皮膚炎に苦しんできた経験を生かして、同じように肌の弱い方が安心して使えるスキンケア商品を目指して開発をおこなっている。
馬油を主成分とした敏感肌専用のスキンケア商品「COCOMAYU」
元記事⇒きれい研究所