爪をピカピカに整える爪磨きおすすめ8選。プロによる正しい頻度ややり方も紹介

デスクワークや家事の最中にふと手元が目に入ったとき、爪が割れていたり、ツヤがなかったり、形が悪くなっていたりするのが気になる方も多いのではないでしょうか。

爪をきれいに整えて、ツヤのある状態に保つには、やすりなどのアイテムを使った爪磨きが欠かせません。

そこで今回は、ヘアカットやネイルなどのトータルビューティーサロンを手掛ける「Wam:hair &total beauty」代表の嶋田純子さんへの取材をもとに、爪をきれいに整えるメリットや爪磨きアイテムの選び方、正しい爪磨きの方法について解説します。

あわせて、「Rooro」「デュカート」「ウルンラップ」など、edimo編集部おすすめブランドの爪磨きアイテムもご紹介します。

取材・監修協力商品紹介部分は取材・監修範囲外です

美容家
嶋田 純子

爪磨きのメリット

爪磨きをするメリットは、爪の表面が滑らかになりツヤが出て、指先をきれいに見せられることです。

手元は自分が思っている以上に人目に付きやすいため、きれいに整えておくことで、清潔感のある印象を持たれるでしょう。

また、爪表面を平らに削るため、ネイルポリッシュやジェルネイルをムラなく塗れるという点も挙げられます。

さらに、爪切りよりも爪への負担が少なく、スクエアやラウンドなど自分の好みの形にしやすいというメリットもあります。

一方で、デメリットとなるのは過度に削りすぎると爪が薄くなってしまうこと。

また、やすりの目が粗すぎると、かえって爪の表面が傷ついてしまうこともあるので注意が必要です。

爪磨きを行う際は、自分の爪の状態に合ったものを使い、やり過ぎないようにしましょう。

爪磨きの選び方

爪磨きを選ぶ際のポイントには、主に「グリット」と「素材」が挙げられます。

グリット

グリット(G)とは”ネイルファイル(やすり)の粗さ”を示す数値です。

グリットの数字が大きくなればなるほど、ネイルファイルの目が細かいということを表しています。

基本的には、100G前後の目が粗いものは、ジェルネイルをオフするのに使用。180〜240Gは自爪の形や長さ、表面の凹凸を整えるもの。

そして1000G以上のものは「シャイナー(爪磨き)」と呼ばれ、爪のツヤ出しをするのに適しています。

1ステップで簡単にツヤ出しできるアイテムもありますが、仕上がりの美しさを重視したい方は、両面でグリットが異なるもの、多面体で面ごとに目の粗さが異なるものを選ぶのがおすすめです。

目の粗いものから順に使い、少しずつ爪の表面を磨いていくことで、濡れたようなツヤを出すことができるでしょう。

素材

爪磨きの素材は主に「ペーパー」「ガラス」「金属」の3種類があります。

削り心地や使いやすさ、耐久性などが異なるため、何を重視するかを決めて選ぶとよいでしょう。

ペーパー製ペーパー製の爪磨きは、素材が軽くて柔らかいため、爪に沿わせながら優しく削ることができます。

グリットの異なるネイルファイルがセットになっているものが多いので、目が粗いものから順に使用することにより、一度に削りすぎず、丁寧に磨けるのもメリット。

使い捨てなので買い替える必要がありますが、リーズナブルなので初心者でも取り入れやすいでしょう。

ペーパー素材のものには、「ストレート」「ブロック」「ダイヤ」といった形状があります。

それぞれの特徴は以下のとおりです。

・ ストレート…真っ直ぐな形になっている最も基本的なもの。持ちやすくて安定感があり、初心者でも扱いやすいです。

・ダイヤ…細長いひし形のような形状になっており、爪の広い面を削るときは太くなっている中央部、爪の細部を削るときは先端の細い部分と使い分けることで、よりきれいに仕上げることができます。

・ブロック…それぞれの面が異なる粗さの素材でできており、順番に使っていくことで、表面の凹凸を整えたうえでピカピカの爪に仕上げることができます。握りやすく、しっかり力を込めて磨けます。

他にも、薄い紙のようで持ち運びしやすい「シート」や、爪の形に沿って磨きやすい「カーブ」などのタイプも展開されています。

ガラス製

ガラス製の爪磨きは、力を入れなくてもスムーズに削れるため、爪に与える衝撃を減らし、爪がギザギザになったり、二枚爪になったりするのを防ぐことができます。

また、水洗いできるものが多いため衛生面を保ちながら、繰り返し何度も使うことができて経済的です。

グリット数は表記されていないものが多いですが、やすりの目は細かく、滑らかに削ることができます。

力を入れなくても磨く力が強いため、磨きすぎには注意が必要です。

金属製

金属製のものは硬さがあるので力を入れやすく、耐久性に優れているのが特徴。

やすりの目が粗いものが多いため、一度によく削ることができ、効率的に爪の長さや形を整えたい方におすめです。

正しい爪の磨き方

ツヤのあるきれいな指先に導くための、自宅でできる正しい爪磨きの手順をご紹介します。

①爪の長さや形を整える

爪切りは切った衝撃で二枚爪や割れ爪になることがあるため、ネイルファイルで削るのがおすすめ。

ただし、長い爪を短くするときは、一度爪切りで短くしてからネイルファイルを使うのがよいでしょう。

②爪の表面を整える

目の粗い面から細かい面へと順に使っていき、爪の表面を整えていきます。

爪の表面を磨く際の注意点

・ 爪に対して横方向に、力を入れすぎないよう軽くあてるようにする

・ 同じ部位を過度に磨きすぎないようにする

・ 爪の根元を磨く時は皮膚を傷つけないよう、爪磨きの先端を使用する

・ 自爪が薄い方は磨きすぎない

③甘皮(キューティクル)の処理

セルフでする場合は綿棒とハンドクリームがあればOK。

お湯で指先を温め甘皮を柔らかくします。

ハンドクリームを塗り、綿棒で甘皮を押し上げ、白っぽい膜を綿棒をくるくると回すようにして取り除きましょう。

④保湿

ケアした後はすぐにネイル用美容液やキューティクルオイル、ハンドクリームで保湿しましょう。

しっかり保湿することでツヤが生まれ、爪の縦線やささくれができにくくなります。

爪磨きを行っていなくても、1日に1回は保湿することを心掛けましょう。

嶋田 純子

【監修者】美容家嶋田 純子のコメント

自宅での爪磨きの頻度は2週間から1ヶ月に1回程度が理想的です。

しかし、自爪が元々薄い方や割れやすい、欠けやすい方は、セルフでのケアは避けるのが無難です。

また、爪を磨きすぎて薄くなっていると感じた場合も、セルフでの爪磨きは控えましょう。

赤みが出たり、ヒリヒリとした痛みが出たりした際は、皮膚科の受診をおすすめします。

まとめ

指先がきれいに整えられていると、不思議と気持ちが上がるものです。

ツヤのある健康的な爪に導くためにも、ここで紹介したアイテムを用いてケアをしてみてはいかがでしょうか。

ただし、セルフケアはやり方を間違えるとかえって爪を傷つけかねないので、正しいケアの知識をしっかりと身に付けて、指先美人を目指してチャレンジしてみてくださいね。

兵庫県加古川市のヘアー&トータルビューティーサロン「Wam: hair &total beauty」のオーナースタイリスト。
サロンではヘアー全般、ネイル、アイラッシュ、脱毛などのビューティーメニューを提供している。また、美容師になってからの重度の手荒れと、幼少期からの重度のアトピー性皮膚炎にそれぞれ苦しんできた経験から、肌が弱い人でも安心して使えるような美容製品の開発を目指し、株式会社「PLAS Wam」を設立。自身がよいと実感した馬油を主成分とした敏感肌専用のスキンケア用品「COCOMAYU」を開発、販売している。

Wam: hair &total beauty
兵庫県加古川市野口町坂井5-1
https://wam-hair.com/

元記事⇒エディモ

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